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秋の特別展観/新たなる出会い‐雲中供養菩薩像「南26号(旧番外)」国宝新指定記念‐(終了)
特別展観
新たなる出会い
雲中供養菩薩像「南26号(旧番外)」国宝新指定記念
平等院鳳凰堂にて阿弥陀如来坐像を囲み讃歎供養する雲中供養菩薩像。鳳凰堂が建立された天喜元年(1053)、阿弥陀如来坐像とともに大仏師定朝一門の手により造られました。当初より堂内長押上の壁面に懸架されていた雲中供養菩薩像ですが、もともと何体あり、どのように荘厳されていたのか実のところ分かっていません。
現存する52体のうち1体は、明治37年(1904)に他の51体が国宝に指定された後、堂外から発見されたため、これまで未指定のまま「番外」とされてきました。しかし、その主要部は平安時代のまま、特に左膝には当初の截金が残るなど決して他の像に劣るものではありませんでした。その「番外」が、このたび厳正な文化審議会文化財分科会の審議を経て、本年新たに国宝として雲中供養菩薩像1件内に追加指定され、名称も「南26号」に改められました。これにより、従来から国宝の最も集積した空間として知られる鳳凰堂は、庭園(史跡名勝)・建物・仏像・絵画・工芸品すべてが国宝となりました。
一方、かつて鳳凰堂から流出してしまったと考えられる雲中供養菩薩・僧形像1体が新たに発見され、文化庁が平成16年(2004)3月に貴重な文化財として購入・保存してきました。そして、今回“初めての里帰り”として文化庁所蔵・雲中供養菩薩像を平等院にお迎えすることになったのです。本展を通じて、文化財が世代を超えて護りつづけられた意味や平安時代後期の仏像群への理解を深め、改めて創建当初の鳳凰堂内部荘厳を知る手がかりになれば幸いです。
平等院ミュージアム鳳翔館
【平成20年10月25日(土)〜平成20年12月7日(日)】
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