平安時代―、王朝人たちは眞善美を尽くし、仏堂を造りあげていった。「信は荘厳より起こる」といわれるように、美を追究することが彼らの善根でもあり、そこには平安時代特有の美しい世界が現出した。
平等院では、平成16年から鳳凰堂の堂内彩色を復元する事業を行っている。平成19年秋には、その成果の一部である日本画家馬場良治氏の彩色復元を一般公開した。その後も調査が継続され、この度ようやく創建期の堂内彩色の全容が明らかになった。また、その過程で、東京藝術大学狩俣浩介氏により、本尊阿弥陀如来坐像を安置する須弥壇の螺鈿装飾文様や長押上の小壁に描かれていた笈型が復元されたので、本展ではその成果も発表する。平安時代の優美なデザインを堪能してほしい。
さらに、現在平等院では、これらの調査をもとに創建当初の鳳凰堂を最新CGで再現する事業も行っている。本展では復元された彩色や文様の一部を一足先に初公開する。最新調査で明らかになった鳳凰堂の真実の色彩とは―?失われた平安の彩りが、千年の時を経て今、よみがえる。
期間:平成22年4月17日(土)〜8月6日(金)
※6月11日に展示入替を行います。
鳳凰堂内部の復元CG(CG制作:朝日放送株式会社)
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