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第26回国民文化祭京都2011記念・平等院ミュージアム鳳翔館開館10周年記念
妖婉(ようえん) × 廉潔(れんけつ) ― 弁才天信仰と青砥藤綱 ―
東京都葛飾区高砂の大光明寺(だいこうみょうじ)には、青砥藤綱(あおとふじつな)公の念持仏と伝わる「青龍弁才天(せいりゅうべんざいてん)」や、供養塔等が安置されています。 大光明寺開創を記念して財団法人美術院で解体修復され、本像を平等院に寄託することが決まりました。 頭部と躰幹部に内刳りされ、内部に漆箔(しっぱく)と墨書が施されており、まるで人形のような妖婉(ようえん)さを持っている大変珍しい仏像です。
大光明寺は、江戸幡随院(ばんずいいん)末寺にして青龍山西涼院極楽寺(せいりゅうざんせいりょういんごくらくじ)の本尊や文化財を受け継いだ浄土系寺院で、文化11(1814)年建立の青砥藤綱公供養塔とともに永く人々の敬愛を集めてきたものです。今回の修復に合わせて佛師村上清氏が本像を納める蒔絵厨子と似姿御前立(にすがたおまえだち)本尊を開彫し、あわせて初公開されます。 このたび平等院ミュージアム鳳翔館の開館10周年を記念して、弁才天信仰の民俗学的展開や芸能に至るまでを俯瞰(ふかん)し、権力者の不正から庶民を守るヒーロー的な存在である青砥藤綱公に焦点を当てた展覧会を開催いたします。
▲青龍弁才天
天部像では唯一の胎内金箔。
「嵯峨人形」と造作が酷似している。
(東京都葛飾区・大光明寺より寄託)
▲胎内の様子(ファイバースコープで撮影)
内繰りされた胎内は、全体に金箔で覆われ、濃密な墨書が施されている。 胎内を金箔で覆う荘厳技法は平安時代後期から知られるが珍しい。天部像(仏教を守護する役割)では唯一の事例。
▲弁才天曼荼羅
「弁才天五部経」には、宇賀神や弁才天を中心に十六童子など脇侍の姿などが説かれている。
▲「青砥藤綱」(菊池容斎『前賢故実』巻8)
文政8(1825)年〜天保7(1836)年
落とした10文を50文使って探させる逸話の場面。
▲長谷土人形 青砥藤綱
鎌倉にある長谷寺の門前で30年ほど前に販売されていた人形。
▲立版古 白浪五人男稲瀬川勢揃いの場面(5枚の内)
2幕目第3場の名場面。
※ 青龍弁才天の写真は(財)美術院提供
※ 総点数25点 会期中 展示替え有り
会 期 : 平成23年7月9日(土)〜平成23年10月7日(金)
場 所 : 平等院ミュージアム鳳翔館(京都府宇治市宇治蓮華116)
時 間 : 午前9:00〜午後5:00(鳳翔館)
料 金 : 平等院拝観料(大人600円、中高生400円、小学生300円)
主 催 : 宗教法人 平等院
後 援 : 第26回国民文化祭京都府実行委員会
【関連イベント】
本展覧会に関連して、人形や芸能に関連するイベントを開催します。
7月13日(水) 12:30〜13:30
会場:東京都葛飾区・大光明寺本堂
主催:大光明寺
記念講演「弁才天さまなどにまつわること」竹生島宝厳寺 峰覚雄 管主
事前申込不要、無料
7月23日(水) 13:00〜15:10
会場:浄土院広間
主催:日本人形玩具学会
第27回関西の人形研究会「宇治と奈良の人形文化」
講演「春日大社と奈良人形」 岡本 彰夫(春日大社権宮司)
講演「茶の木人形の系譜」 田中 正流(平等院ミュージアム鳳翔館学芸員)
要事前申込、申込締切は7月20日、鳳翔館学芸員室・田中まで
参加費500円(但し平等院の拝観料が別途必要)
8月7日(日) 14:30〜15:15 /
16:15〜17:00 (2回公演)
会場:鳳翔館フリースペース
主催:鼓樂庵
「京の七夕奉納演奏」
長唄「雛鶴三番叟」 / 長唄「越後獅子」 / 長唄・舞踊「竹生島」(弁才天ゆかりの演目) / 創作踊り 花の道・花の舞「アムリタ」より 〜散華子守唄、花まつり〜
申込不要、無料(但し平等院の拝観料が必要)
8月21日(日) 13:00〜14:30
会場:浄土院広間
主催:平等院
「弁才天のお話と土人形絵付け体験」
定員30名(先着順)、要事前申込、申込締切は8月14日、材料費:500円
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