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雲中供養菩薩「南26号」(模刻像)

雲中供養菩薩「南26号」(模刻像)

本作は雲中供養菩薩(うんちゅうくようぼさつ)像(南26号)の想定復元模刻です。

国宝 雲中供養菩薩像は、天喜元(1053)年の鳳凰堂建立と同時期に安置されました。この像は、鳳凰堂内部の長押上の小壁に配される菩薩の群像で、現存しているものは52躯を数えます。その造形は、変化に富んだ優美で伸びやかな作風であり、本尊である国宝阿弥陀如来坐像と同じく、定朝の工房で製作されました。

本作(模刻像)は、国宝 雲中供養菩薩像を多角的な視点から調査し、材質や技法、形、色等をつまびらかに研究し、新たに制作したものです。ヒノキ材の素材を用いて割矧ぎをし、内刳りを施しています。国宝 雲中供養菩薩像は、現在は木肌を見せているところがほとんどですが、細密な調査や科学分析により、当初は華やかな色彩が施されていた事が分かりました。このことから、模刻の際には表面の彩色を漆下地に極彩色、截金(きりかね)で装飾し、天冠台と花冠、花飾りには漆箔(しっぱく)を押して仕上げています。

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