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2016.3.18
終了

綴プロジェクト

-『源氏物語図屏風』の寄贈と展示について-

特定非営利活動法人 京都文化協会より、米国メトロポリタン美術館所蔵『源氏物語図屏風』の高精細複製品が平等院へ寄贈されました。

◎綴プロジェクトとは
特定非営利活動法人 京都文化協会ならびにキヤノン株式会社が社会貢献活動として2007年より取り組んでいる活動のこと(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)。今回の平等院への寄贈は第9期になります。
屏風や襖絵といった日本古来の貴重な文化財のなかには、海外に渡ったり、国内にあっても劣化防止のため目にする機会の少ない作品が数多く存在します。
キヤノンの最新のデジタル技術と京都の伝統工芸の技を融合させ、オリジナルの文化財に限りなく近い高精細複製品を制作することを通し、多くの人に日本の貴重な文化財の価値を身近に感じてもらう取り組みです。
http://tsuzuri.kyo-bunka.or.jp/tsuzuri/

◎寄贈される『源氏物語図屏風』とは
原本は、メトロポリタン美術館所蔵、土佐光吉筆「源氏物語図屏風」四曲一双になります。安土桃山時代 16世紀の作品で、材質は紙本金地着色です。もともとは襖絵であったと考えられています。この屏風の高精細複製品が寄贈されます。
この複製品は、和紙に印刷された上に箔押しされています。本作は土佐光吉筆と伝わる大画面作品の中でも数少ない真筆とされます。画中には光吉が最も得意とした王朝文学の傑作である源氏物語の「関屋」、「御幸」、そして宇治十帖の一つでもある「浮舟」の場面が描かれています。左隻の左下には本図が光吉筆で、一部を光吉の孫で土佐派中興の祖として知られる光起が補筆したとする、元禄5 (1692)年の紙中極があり、土佐派の繋がりを示す資料としても価値が高い。また国宝に指定されている俵屋宗達「関屋澪標図屏風」(静嘉堂文庫美術館所蔵)の画題、構図選択については、本作を手本にしたとする説もあります。

会期:平成28年3月18日(金)~平成28年4月24日(日)
場所:平等院ミュージアム鳳翔館(京都府宇治市宇治蓮華116)
時間:9:00〜17:00(鳳翔館)
料金:平等院拝観料が必要 大人600円、中高生400円、小学生300円


  • 源氏物語図屏風 左

  • 源氏物語図屏風 右


Facsimile of a work in the collection of The Metropolitan Museum of Art:
Scenes from The Tale of Genji: “The Royal Outing,” “Ukifune,” and “The Gatehouse”, Tosa Mitsuyoshi (Japanese, 1539–1613),
Momoyama period (1573–1615), mid-16th–early 17th century. Pair of four-panel folding screens; ink, color, and gold leaf on paper,
Image (each screen): 65 1/2 in. × 11 ft. 8 in. (166.4 × 355.6 cm), Fletcher Fund, 1955 (55.94.1, .2) Image © The Metropolitan Museum of Art.



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