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2019.7.1
終了

源頼政-歴史と伝説の交叉-

-源三位頼政840回忌記念展-

 平安時代(794~1192年)の武士である源頼政は、平氏の政権下で源氏の長老として
中央政界にとどまりました。和歌の才もあり、平清盛からの信頼も厚く、晩年には
源氏としては突出した従三位にまで昇進します。そののち平氏の専横に不満が高まる
中、治承4(1180)年に以仁王を推し、平氏打倒に立ち上がりますが、武運つたなく
平等院境内で自刃しました。
 当院では、命日である毎年5月26日に頼政忌法要を執り行ってきましたが、今年で
840年の節目を数えることとなりました。
 本展では記念として、頼政の武勇や文化人的側面など様々な顔に注目して初公開を
中心とした資料を展観いたします。
 鵺という妖怪を退治した伝承に表れる弓の名手としての側面、昇進のきっかけに
もなった歌才の側面、源平合戦や宇治川の蛍合戦に発展を見せた歴史学や民俗学的
な側面に至るまでを俯瞰する展覧会をお楽しみ下さい。

会期:令和元年5月25日(土) ~ 令和元年10月31日(木) ※好評につき延長しました

会期中無休、展示替えあり

時間 :午前9:00~午後5:00(鳳翔館)

料金 :平等院拝観料が必要 大人600円、中高生400円、小学生300円

主催 :宗教法人 平等院

後 援 :国際博物館会議(ICOM)京都大会

場所 :平等院ミュージアム鳳翔館(京都府宇治市宇治蓮華116)

関連行事:「頼政忌840回忌法要」

5月26日(日)10時~ 源頼政公の御墓、扇の芝

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源頼政像〔公家像〕 江戸時代中期 平等院浄土院蔵

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伝源頼政執持兜 室町時代前期 平等院浄土院蔵 

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伝源頼政念持仏・片袖阿弥陀如来立像 江戸時代初頭 平等院最勝院蔵

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宇治川の蛍狩(『都名所図会』巻5) 安永9(1780)年 個人蔵

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